「集客できない」の正体——3つの段階で捉える
「集客できない」という悩みは、それ自体がとても漠然とした言葉です。 新しいお客様がお店に来て、また来てくださるまでの流れを分解すると、 「知る → 比べて選ぶ → 予約・来店する → 再び来店する」という段階に分かれます。 どの段階で流れが止まっているかによって、見直すべき場所も、打つべき手もまったく変わります。 集客の見直しの出発点は、この「どこで止まっているのか」を切り分けることです。
切り分けの軸として、店舗の集客のつまずきは大きく次の3つの段階に整理できます。
- 知られていない(認知の不足) —— 商圏内の見込み客に、お店の存在がそもそも届いていない状態です。Googleビジネスプロフィールの表示回数が少ない、「地域名×業種」で検索しても見当たらない、SNSも見られていない、といったサインが出ます
- 選ばれていない(比較で候補から外れる) —— 見つけてはもらえるものの、口コミ・写真・価格の見せ方・予約のしやすさなどの比較段階で他店に流れている状態です。プロフィールの閲覧数はあるのに予約が少ない、という形で表れます
- 戻ってきていない(リピートの不足) —— 新規のお客様は来ているのに再来店につながらず、常に新規を追いかけ続けている状態です。売上が安定せず、広告費もかさみやすい構造です
あわせて、落ち込みが「自店の要因」なのか「外部の要因」なのかの切り分けも意識しておきましょう。 近隣への競合店の出店、周辺施設の閉店や人の流れの変化、連休や天候などの季節要因は、 自店の発信を何も変えていなくても数字を動かします。直近の数字だけでなく前年の同じ月と比べてみると、 商圏全体の動きなのか自店固有の問題なのかを推測しやすくなります。 もっとも、外部要因が大きい場合でもやるべきことは変わりません。 「選ばれる理由」と「戻ってくる仕組み」を強くしておくことが、環境の変化に耐える土台になります。
本記事の10項目チェックリストは、この3つの段階を順にたどれるように並べています。 項目1〜2が土台(計測とターゲット設定)、項目3〜8が「知られる・選ばれる」ための見直し、 項目9〜10が「費用対効果とリピート」の見直しに対応します。 どの施策から手を付けるか迷っている方は、店舗集客の方法一覧で 施策の全体像を眺めたうえで、この記事で自店の弱点を特定する、という順番がおすすめです。
POINT
「集客できない」原因を1つに決めつけないことが大切です。 3つの段階(知られていない/選ばれていない/戻ってきていない)のどこで止まっているかを、 感覚ではなく数字で切り分ける——これがチェックリスト全体を貫く考え方です。
集客の見直しの進め方——5つの手順
チェックリストに入る前に、見直し全体の進め方を確認しておきましょう。 思いついた施策を場当たり的に試すのではなく、次の5つの手順で進めると、 何が効いたのかを検証しながら改善を積み重ねられます。
- 現状の数字を書き出す —— Googleビジネスプロフィールの表示回数・閲覧数、ホームページのアクセス数、予約・問い合わせ数、新規とリピートの内訳など、いま把握できる数字を1枚にまとめます。これが見直し前の基準値(ベースライン)になります
- 10項目を上から順にチェックする —— 本記事のチェックリストを「できている(○)/一部できている(△)/できていない(×)」で採点します。感覚で付けず、各項目の「確認方法」に沿って実際の画面や数字を見ながら判定するのがポイントです
- ×の項目から原因の仮説を1〜2個に絞る —— すべてを同時に直そうとすると、どれが効いたのか分からなくなります。3つの段階のどこに×が集中しているかを見て、優先順位を付けます
- 「直し方の一手」を実行する —— 各項目に記載した最初の一手から着手します。無料でできるものから始めると、費用をかけずに検証を進められます
- 2〜4週間後に同じ数字で変化を確認する —— 手順1の基準値と同じ指標で比較し、変化が見えたら次の項目へ進みます。変化がない場合は仮説を見直します。なお、施策によって変化が現れるまでの期間は異なります
開業して間もない、あるいはWeb集客をこれから整えるという段階の方は、 Web集客の始め方(最初の90日)の記事で ゼロから積み上げる順番を解説しています。すでに一通り取り組んだうえで伸び悩んでいる方は、 このままチェックリストへ進んでください。
「集客できない」時に見直す10項目チェックリスト
ここからが本題の10項目です。各項目は「確認方法」「よくある落とし穴」「直し方の一手」の3点セットで 構成しています。○△×を付けながら、上から順に読み進めてください。
1. 数字の把握——どの段階で止まっているかを計測できているか
最初に確認したいのは、個別の施策ではなく「数字を見られる状態になっているか」です。 感覚だけで「集客できない」と判断すると、原因の切り分けも、施策の効果検証もできません。 逆に、数字さえ見えれば残り9項目のどこを直すべきかがかなり絞り込めるため、 チェックリストの最初に置いています。
- 確認方法 —— Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」画面で表示回数・閲覧数を、予約台帳やレジ記録で月別の新規数・リピート数を、ホームページがあればGA4でアクセス数と問い合わせ数を確認します。まずは直近3か月分を並べれば十分です
- よくある落とし穴 —— 「忙しくて数字を見る時間がない」「ツールの見方が分からない」と後回しにして、施策の判断がすべて感覚頼みになっているケースです。また、月商だけを見て新規とリピートの内訳を分けていないと、「新規が減った」のか「再来店が減った」のかを切り分けられません
- 直し方の一手 —— 今日から「新規数・リピート数・問い合わせ数」の3つだけを月別にメモすることから始めます。ツールの細かい設定は後回しでかまいません。この3つの推移だけでも、見直しの精度は大きく変わります
2. ターゲットと商圏——「誰に・どこから」来てほしいかが絞れているか
集客の見直しというと発信方法に目が行きがちですが、その前提になるのが 「誰に来てほしいか」「お客様は実際にどの範囲から来ているか」の設定です。 ここがあいまいなままだと、メニューも写真も文章も焦点の合わないものになり、 どの媒体で発信しても反応が鈍くなります。
- 確認方法 —— 既存のお客様の予約情報やカルテから、よく来てくださる方の年代・来店のきっかけ・お住まいや職場のエリアを書き出します。「徒歩や電車で何分圏内から来ているか」を地図上で塗ってみると、実際の商圏が見えてきます
- よくある落とし穴 —— 「誰でも歓迎」を打ち出した結果、誰の目にも留まらない発信になっているケースです。また、実際のお客様は半径1〜2km圏が中心なのに、商圏の外に向けた広告や投稿に費用と時間を使っているズレもよく見られます
- 直し方の一手 —— よく来てくださるお客様像を1人分だけ具体的に書き出します(年代・悩み・来店のきっかけ・よく使う検索の言葉)。以後のメニュー表記・写真・投稿を「その1人に向けて」作り直すと、発信全体の焦点がそろいます
3. メニューと価格の見せ方——初めての人が迷わず選べるか
常連のお客様には伝わるメニューでも、初めての人には「どれを選べばいいか分からない」 「結局いくらかかるのか不安」ということがよくあります。せっかく興味を持ってもらえたのに、 比較検討の段階で離脱される典型的な原因です。
- 確認方法 —— お店を知らない友人・知人にメニュー表やサイトを見てもらい、「初めてならどれを選ぶか」「合計でいくらかかると思うか」を聞いてみます。自分では気づけないつまずきが具体的に見つかります
- よくある落とし穴 —— 専門用語のメニュー名だけが並び、内容・所要時間の説明がない。オプションや指名料が後から加わって想定より高くなり、不信感につながる。初めての方向けの入口メニューが決まっておらず、選ぶ負担をお客様に丸投げしている、などです
- 直し方の一手 —— 「初めての方はまずこちら」という入口メニューを1つ決め、内容・所要時間・総額の目安をひと目で分かる形で明記します。迷いを減らすことが、比較段階の離脱を防ぐ第一歩です
4. Googleビジネスプロフィール——地図検索で見つかる状態になっているか
「地域名×業種」で探すお客様の多くが最初に目にするのが、Google検索や地図に表示される 店舗情報(Googleビジネスプロフィール)です。ここが未整備だと、存在を知られないか、 比較の土俵に乗れない状態になりがちです。いわゆるMEO対策の土台にあたる項目です。
- 確認方法 —— スマホで「地域名×業種」(例:自由が丘 ネイルサロン)を実際に検索し、自店が地図枠に表示されるか、表示された場合の写真・営業時間・説明文・メニュー情報が最新かを確認します。オーナー確認が済んでいるかどうかも重要なチェックポイントです
- よくある落とし穴 —— 登録はしたものの、営業時間が旧情報のまま/写真が数年前の数枚だけ/説明文やメニューが空欄、といった「登録しただけ」の状態です。情報が古い・少ないことは、来店前の不安要因になります
- 直し方の一手 —— オーナー確認を済ませ、営業時間・写真・説明文・メニューを今週中に最新の内容へ更新します。登録・設定の手順や活用の考え方はMEO対策の記事で詳しく解説しています
5. 口コミ——件数・評価・返信が放置されていないか
比較検討の段階で、口コミは価格やメニューと並ぶ判断材料になっていると言われます。 件数が極端に少ない、低評価の口コミに返信がない、最後の口コミが1年前——といった状態は、 それだけで候補から外れる要因になりえます。
- 確認方法 —— 自店の口コミの「件数・平均評価・最新の口コミの日付・返信の有無」を確認し、同じ地域の同業3店ほどと並べて比較します。お客様は同じ画面で比較しているので、相対的にどう見えるかが重要です
- よくある落とし穴 —— 口コミをお願いすること自体を遠慮してしまい、満足してくださったお客様の声が形に残っていないケースです。低評価だけを気にして返信を止めてしまうと、誠実な姿勢を示す機会も失われます。なお、割引などの見返りを条件にした口コミ依頼は、Googleのポリシーで認められていません
- 直し方の一手 —— お会計時に「よろしければ」と一言添えて口コミをお願いする運用を決め、既存の口コミには低評価も含めてすべて返信します。増やし方と返信の基本は口コミの記事にまとめています
6. ホームページと予約導線——調べた人がつまずかずに予約まで進めるか
検索やSNSで興味を持った人は、多くの場合ホームページや予約ページで最終確認をします。 ここで情報が足りない・予約方法が分かりにくいと、直前まで来ていた見込み客を取りこぼします。 「集客できない」の原因が、入口ではなく最後の一歩にあるパターンです。
- 確認方法 —— スマホで自店名を検索し、初めての人になったつもりで予約完了の直前まで実際に進んでみます。タップ数はいくつか、入力項目は多すぎないか、料金・場所・営業時間にすぐたどり着けるかを確認します
- よくある落とし穴 —— 電話予約のみで営業時間外に予約する手段がない/予約ボタンがページのどこにあるか分からない/スマホで表示が崩れている/住所や定休日がページの奥深くに埋もれている、などです。特にスマホでの確認は忘れられがちです。また、Googleビジネスプロフィールに予約ページへのリンクを設定していないと、地図で見つけてくれた人が予約方法を探せずに離脱してしまうこともあります
- 直し方の一手 —— トップ画面の見やすい位置に予約手段(予約ページ・LINE・電話)をまとめ、スマホでの表示と操作を自分で一度通して確認します。24時間受け付けられる予約手段を1つ用意すると、営業時間外の取りこぼしを減らせます
7. SNS——「見込み客に届く」運用になっているか
SNSは無料で始められる一方、「投稿しているのに反応がない」という悩みが生まれやすい媒体です。 多くの場合、問題は投稿の頻度ではなく、「誰に向けて・何を見せて・どこへ案内するか」という 設計側にあります。
- 確認方法 —— プロフィールに「地域名・業種・初めての方への案内・予約への導線」が入っているか、直近10件の投稿がお客様の関心事(仕上がり・雰囲気・悩みへの回答)になっているかを、見込み客の目線で確認します
- よくある落とし穴 —— 投稿が日常報告やお知らせに寄ってしまい、見込み客が知りたい情報になっていないケースです。フォロワー数を追った結果、商圏外のフォロワーばかりが増えて来店に結びつかない、というズレもよく見られます
- 直し方の一手 —— プロフィール文を「地域名+業種+誰向けのお店か+予約への案内」の型で書き直します。プロフィールから予約までの流れはサロンのインスタ集客の記事で手順を解説しています
8. 検索キーワード——お客様の探し方と発信がズレていないか
お客様は「地域名×業種」や「悩み×地域名」といった言葉でお店を探しています。 この「実際に使われている検索の言葉」と、サイトや投稿で使っている言葉がズレていると、 発信を続けていても検索で見つけてもらえません。
- 確認方法 —— 検索窓に「地域名+業種」を入力し、表示される検索候補(サジェスト)を書き出します。お客様がよく使う組み合わせの手がかりになります。Google Search Consoleが使える場合は、自店サイトがどんな検索語で表示・クリックされているかも確認します
- よくある落とし穴 —— 店内で使っている専門用語(技術名・商材名)をそのままページタイトルにして、お客様の使う言葉と一致していないケースです。また、店名だけで発信していて、店名をまだ知らない人が使う「地域名×業種」の言葉がサイトのどこにもない、というズレも典型的です
- 直し方の一手 —— トップページのタイトルと説明文に「地域名×業種」を自然な形で入れます。あわせて、店名で検索される状態(指名検索)を増やす視点も重要です。考え方は指名検索の記事で解説しています
9. 広告——「出しっぱなし」で費用対効果が見えなくなっていないか
クーポンサイトへの掲載やリスティング広告などの有料施策は、見直しをしないまま続けると、 費用対効果が把握できない固定費になりがちです。「集客できない」というより 「広告費に見合う集客になっていない」というケースは、この項目で見つかります。
- 確認方法 —— 施策ごとに「月の費用」と「その施策経由の新規数」を書き出し、新規1人あたりの獲得コスト(CPA)を計算します。クーポンサイトなどの媒体は、掲載料に加えて送客手数料や決済手数料まで含めた総費用で計算するのがポイントです。経由が分からない場合は、予約時や来店時に「何を見てお知りになりましたか」と一言うかがう運用から始めます
- よくある落とし穴 —— 「昔から出しているから」と効果を確認せずに継続している/掲載順位を上げるための追加費用が積み上がっている/広告経由の新規が1回きりの来店で終わり、費用を回収しにくくなっている、などです
- 直し方の一手 —— 施策ごとのCPAを一度計算し、数字の見えない施策は「経由の確認方法」を先に整えます。CPAと、お客様1人あたりの長期的な売上(LTV)を対で見る考え方は費用対効果の記事で解説しています
10. リピート——新規頼みの構造になっていないか
「集客できない」という悩みの実態が、「新規は来ているのに再来店につながらず、 いつまでも新規を追い続けている」構造であることは少なくありません。 リピート率が低いままでは、広告費をかけて新規を集めても売上が安定しにくいと言われています。
- 確認方法 —— 直近3か月に初来店した新規のお客様のうち、2回目の来店に至った割合(リピート率)を予約台帳から計算します。まずはこの1つの数字だけで十分です
- よくある落とし穴 —— 再来店を「お客様の気分次第」に任せているケースです。次回来店の目安を伝えていない、連絡手段(LINEなど)を交換していない、来店後のフォローがない状態では、お店を思い出してもらう機会そのものがありません
- 直し方の一手 —— お会計時に次回来店の目安時期を伝え、次回予約かLINE登録のどちらかをご案内する流れを決めます。リピート率の計算方法と仕組みづくりはリピート率の記事で詳しく解説しています
CHECK
10項目のうち、×が付いた項目が「知られていない/選ばれていない/戻ってきていない」の どの段階に集中しているかを見てください。認知(項目4・7・8)に×が多ければ知られていない段階、 比較(項目3・5・6)なら選ばれていない段階、項目9・10なら費用対効果とリピートの段階が優先課題です。
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Adnymousは、GoogleやYahoo!などの検索候補を活用し、店舗名・サービス名の認知向上を図る広告サービスです。 月額2万円から実施でき、ご希望の検索語をふまえて実施の可否や条件をご説明します。
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業種別の見直しポイント——美容室・エステ・脱毛サロン・ジム・整体院
10項目はどの店舗ビジネスにも共通しますが、業種によって「×が付きやすい項目」には傾向があります。 ここでは代表的な業種ごとに、優先して見直したい項目を整理します。 ※いずれも一般的な傾向の整理であり、個々の店舗の状況により優先順位は変わります。
美容室・ヘアサロンで集客できないと感じたら
美容室は店舗数が多く、商圏内の比較競争がとりわけ激しい業種です。「選ばれていない」段階、 つまり項目3(メニューの見せ方)・項目5(口コミ)・項目7(SNS)から見直すのが定石とされています。 スタイル写真が古い・少ないことは比較段階で不利に働きやすいため、直近の施術写真を継続的に 増やせる運用を整えましょう。また、新規向けクーポン経由のお客様が定着しにくいと感じる場合は、 項目10(リピート)の仕組みづくりが優先課題になります。
エステ・脱毛サロンで集客できないと感じたら
エステや脱毛サロン(エステ脱毛)は客単価が比較的高く、お客様が契約前に感じる不安も大きい業種です。 そのため項目3(総額の分かりやすさ)・項目5(口コミ)・項目6(予約導線)の見直しが 効きやすい領域とされています。コースの総額・回数・追加費用の有無を明記することは、 比較段階の不安を減らす基本です。なお、施術の効果を保証するような表現は景品表示法などの観点から 避け、内容と価格の透明性で選ばれる状態を目指しましょう。
パーソナルジムで集客できないと感じたら
パーソナルジムは「体験・カウンセリング」という入口の設計がカギになる業種です。 項目3(入口メニュー=体験の見せ方)・項目6(予約導線)・項目8(検索キーワード)を 優先して確認しましょう。「地域名×パーソナルジム」で探す人が多いため、項目4(Googleビジネスプロフィール)の 整備も土台になります。体験後の入会をあせって訴求するより、体験の内容と流れを具体的に示すほうが、 初めての方の心理的なハードルを下げやすいと言われています。
整体院・小顔矯正サロンで集客できないと感じたら
整体院や小顔矯正サロンは「地域名×整体」などの地域検索で探されることが多く、 項目4(Googleビジネスプロフィール)・項目5(口コミ)・項目3(施術内容の平易な説明)が 優先度の高い見直しポイントです。専門用語ではなく、初めての方に伝わる言葉で施術の流れを 説明しているかを確認しましょう。なお、広告やサイトで症状の改善を約束するような表現は 関連法規への配慮が求められる領域のため、表現には注意が必要です。
ネイル・まつげサロンで集客できないと感じたら
ネイルサロン・まつげサロンはデザインを「見て選ぶ」性質が強く、項目7(SNS)と 項目10(リピート)が主戦場になりやすい業種です。デザイン写真の量と新しさ、 プロフィールから予約までの導線を最優先で確認しましょう。自宅サロンやマンションの一室で 営業している場合は、場所の分かりやすさや安心感の打ち出しなど、項目2(商圏とターゲット)・ 項目6(案内情報)の見直しも重要になります。
サロン系業種のより詳しい見直し方は、サロン集客がうまくいかない時の見直し方の 記事でも掘り下げています。あわせてご覧ください。
自力の見直しで伸び悩んだら——外部施策の費用感
10項目を一通り整えても新規の伸びが足りない場合は、外部の集客施策を組み合わせる検討段階に入ります。 代表的な選択肢として、検索結果での上位表示を目指すSEO対策、検索結果の広告枠に出稿するリスティング広告、 そして検索候補を活用して認知向上を図るサジェスト広告があります。仕組みと費用の目安を表で整理します。
| 比較項目 | SEO対策 | リスティング広告 | サジェスト広告 |
|---|---|---|---|
| 掲載を想定する面 | 検索結果ページ | 検索結果ページの広告枠 | 検索窓に表示される検索候補 |
| 費用のかかり方 | 施策の内容による | クリックごとに課金 | 月額制 |
| 費用の目安 | 月額10万〜50万円程度 | 月額20万〜50万円程度 (広告費+運用費) |
月額2万円〜 |
※表は各施策の一般的な仕組みの違いを示したものです。SEO対策・リスティング広告の金額は一般的な相場の目安であり、施策内容・事業者・出稿条件により大きく異なります。サジェスト広告は検索候補への表示を保証するものではありません。費用は実施条件によって変わります。
サジェスト広告は、GoogleやYahoo!などの検索候補(サジェスト)を活用して店舗名・サービス名の 認知向上を図る施策で、認知度向上/検索ユーザーへの反復的なブランド接触/指名検索・来店候補への定着/ 中長期的な新規顧客の獲得、といった点への貢献が期待されています。 「知られていない」段階に×が集中したお店が、中長期の認知づくりとして検討する選択肢のひとつです。 仕組みの詳細はサジェスト広告とは?の記事をご覧ください。
Adnymousの場合、従来型施策(SEO対策・リスティング広告)と比べ、広告費を最大80%削減できる料金設計としています。 料金の詳細は料金ページを、各施策の費用相場の考え方は 費用相場の比較記事もあわせてご覧ください。
※費用削減率は当社比較および実施条件によるもので、すべてのケースで80%の削減を保証するものではありません。
外部施策を検討する前に確認したい3つのこと
どの施策を選ぶ場合でも、依頼の前に次の3点を確認しておくと、費用を無駄にしにくくなります。
- 目的と施策の段階が合っているか —— 「知られていない」段階なら認知を図る施策(サジェスト広告・SNS・MEO対策など)、「選ばれていない」段階なら受け皿の改善が先、というように、チェックリストで×が付いた段階と施策の役割を対応させます
- 受け皿が整っているか —— 広告で入口を広げても、プロフィール・口コミ・予約導線(項目3〜6)に×が残っていると取りこぼしが起きます。無料で直せる項目を先に整えるのが基本の順番です
- 効果を判定する指標と期間を決めているか —— 「どの数字を・いつ時点で・どう評価するか」を始める前に決めておくと、続けるか見直すかの判断に迷いにくくなります。施策の性質上、結果が出る時期を事前に約束できるものではないため、判断の物差しを自分側で持っておくことが大切です
よくある誤解と実際
「集客できない」時に陥りやすい思い込みを、「誤解→実際」の形で5つ整理します。 チェックリストと合わせて読むと、施策選びの判断を誤りにくくなります。
誤解1:「集客できないのは、広告費が足りないからだ」
実際:広告費を増やす前に確認したいのは、受け皿(Googleビジネスプロフィール・口コミ・ ホームページ・予約導線)の状態です。受け皿が未整備のまま広告で入口だけ広げても、 比較段階や予約段階で取りこぼしが起こり、費用対効果が合いにくくなる傾向があると言われています。 順番としては「受け皿を整えてから広告」が基本です。
誤解2:「SNSのフォロワーが増えれば、来店も増える」
実際:来店につながるのは、フォロワーの数そのものではなく、 商圏内の見込み客にどれだけ届いているか、そしてプロフィールから予約までの導線が つながっているかです。商圏外のフォロワーが多くても来店には結びつきにくいため、 数よりも「誰に届いているか」と「導線」を優先して見直しましょう。
誤解3:「値下げすれば客足は戻る」
実際:値下げは短期的に来店を増やす場合がある一方、価格を理由に選んだお客様は より安いお店へ移りやすく、リピートに結びつきにくい傾向があると言われています。 利益率も下がるため、広告費に回せる余力も細ります。値下げの前に、メニューの見せ方や 価値の伝え方(項目3)を見直すのが先です。
誤解4:「ホームページを作れば集客できる」
実際:ホームページは受け皿であって、作っただけでは見つけてもらえません。 検索キーワードとの一致(項目8)、Googleビジネスプロフィールや SNS からの導線(項目4・7)と セットで機能します。「作ったのに問い合わせがない」場合は、ページの中身よりも 「そこへ人が流れ込む経路」を先に確認しましょう。
誤解5:「集客の見直しは、一度やれば終わり」
実際:検索や地図の仕様、SNSの流行、商圏内の競合状況は変わり続けます。 一度整えた項目も、時間が経てば古くなります。施策を変えた直後は2〜4週間ごと、 通常時も月1回程度、数字とチェックリストをセットで見直す習慣にすると、 変化に気づくのが早くなります。
用語ミニ解説
本文に登場した用語や、集客の見直しを進める際によく出てくる用語を、初めての方向けに短く整理します。
- 集客導線 —— お客様がお店を知ってから予約・来店に至るまでの経路のこと。「知る→比べる→予約する」の流れがつながっているかを見ます
- 商圏 —— お店に実際に来店しうるお客様が住む・働く地理的な範囲のこと。店舗ビジネスでは徒歩・電車圏が中心になります
- ベースライン(基準値) —— 施策を始める前の数値のこと。見直しの前後を同じ指標で比較するための基準になります
- リピート率 —— 新規のお客様のうち、2回目以降の来店に至った割合のこと。売上の安定度を測る代表的な指標です
- Googleビジネスプロフィール —— Google検索やマップに表示される店舗情報を管理する無料ツール。MEO対策の基盤です
- MEO対策 —— Googleマップなどの地図検索での露出を高める取り組み。Googleビジネスプロフィールの整備が軸になります
- SEO対策 —— 検索結果ページで自社サイトの上位表示を目指す施策。コンテンツ制作やサイト改善が中心です
- リスティング広告 —— 検索結果ページの広告枠にクリック課金で掲載する広告。検索連動型広告とも呼ばれます
- 指名検索 —— 店名・会社名・サービス名など、固有の名前を直接入力して行われる検索。名前を知っている人による検索です
- サジェスト(検索候補) —— 検索窓に文字を入力すると表示される、関連キーワードの候補のこと。検索エンジンが自動で生成します
- CPA(顧客獲得単価) —— 新規のお客様1人を獲得するためにかかった費用のこと。施策の費用を新規数で割って求めます
- LTV(顧客生涯価値) —— 1人のお客様が取引期間全体を通じてもたらす売上の合計のこと。リピートが増えるほど大きくなります
よくある質問
「集客できない」と感じたら、まず何から見直せばよいですか?
お金をかけずにできる集客の見直しはありますか?
チェックリストはどのくらいの頻度で確認すればよいですか?
見直しの効果はどのくらいの期間で分かりますか?
美容室・エステ・脱毛サロン以外の業種でも使えるチェックリストですか?
広告を増やせば「集客できない」は解決しますか?
新規集客とリピート対策は、どちらを先に見直すべきですか?
自分で見直しても改善しない場合はどうすればよいですか?
サジェスト広告は「集客できない」時の選択肢になりますか?
まとめ
「集客できない」と感じた時にやるべきことは、新しい施策探しの前に、 「知られていない/選ばれていない/戻ってきていない」のどこで止まっているかを数字で切り分けることです。 本記事の10項目——数字の把握、ターゲットと商圏、メニューの見せ方、Googleビジネスプロフィール、口コミ、 予約導線、SNS、検索キーワード、広告の費用対効果、リピート——を上から順にチェックすれば、 直すべき場所と最初の一手が具体的に見えてきます。
見直しは一度きりではなく、基準値(ベースライン)を控えて、2〜4週間ごとに同じ数字で振り返るのが基本です。 無料でできる項目から着手し、受け皿が整ったうえで、SEO対策・リスティング広告・サジェスト広告などの 外部施策を役割分担で検討していきましょう。施策の全体像は店舗集客の方法一覧、 サロン系業種の掘り下げはサロン集客の見直し方の記事も参考にしてください。
10項目を見直した結果、「サービスには自信があるのに、そもそも地域で知られていない」が根本原因だと分かるケースは少なくありません。その場合の選択肢のひとつが、お客様が検索する瞬間に店名との接触をつくるサジェスト広告です。
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仕組みと試算の考え方を、貴店・貴社の数値に合わせてご説明します。 ご検討中の検索語があれば、実施の可否や条件もその場でお答えします。
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