Googleサジェスト(検索候補)とは?
Googleサジェストとは、検索窓にキーワードを入力している最中に、その続きとして表示される 検索候補のことです。「渋谷 ネイル」まで打った時点で「渋谷 ネイルサロン 安い」 「渋谷 ネイル 当日」などが並ぶ、あの一覧を思い浮かべてください。 Googleはこの機能を公式には「オートコンプリート」と呼び、 入力の手間を減らして検索を速く終えられるようにするための入力補助機能だと説明しています。
日本で「サジェスト」という呼び名が広く使われているのは、 この機能が2000年代前半に「Google Suggest」という名前の実験的な機能として公開された経緯に由来すると言われています。 呼び名は違っても指しているものは同じで、いずれも検索窓の下に現れる入力補助の候補です。
この機能が店舗や事業者にとって重要なのは、検索候補が「検索の入口」に置かれているからです。 検索結果ページにたどり着く前、まだ何を検索するか決めきっていない段階で目に入るため、 候補に並ぶ言葉そのものが、その人の検索行動——ひいては、どの店を候補として認識するか——に影響します。 検索結果の順位を競うSEO対策とは、そもそも見られている場所が違うわけです。
もうひとつ大切なのは、検索候補が「いま実際に検索されていること」の写し鏡だという点です。 自社に関わるキーワードで検索候補を眺めると、お客様がどんな言葉で悩みや希望を表現しているのか、 どんな条件(料金・場所・時間帯・技術名)を気にしているのかが、生の言葉として見えてきます。 広告やホームページの文章を考えるうえで、これほど手軽に使える一次情報はそう多くありません。
POINT
検索候補は誰かが手作業で登録したリストではなく、検索の動向をもとに自動生成される変動するものです。 検索候補には他の候補も並びます。特定の店名だけが単独で表示されるものではありません。
呼び名の整理——サジェスト・オートコンプリート・関連キーワード
検索まわりの用語は似たものが多く、調べ始めるとすぐに混乱します。 まずは「どこに、いつ表示されるものか」で整理しておくと、その後の話が早くなります。
サジェスト=オートコンプリート(入力中に出る候補)
検索窓に入力している最中に、検索窓の下に現れる候補です。 Googleのヘルプ上の正式名称は「オートコンプリート」、日本の実務では「サジェスト」「検索候補」と呼ばれます。 この記事で扱っているのは、すべてこれを指します。
関連キーワード(検索した後に出る語)
検索を実行した後の結果ページ下部などに表示される「他の人はこちらも検索」といった枠のことです。 検索候補と同じく検索動向をもとに生成されるとされていますが、表示される場所とタイミングが違う別の機能です。 検索前の入口に出るのが検索候補、検索後の出口に出るのが関連キーワード、と覚えると混同しにくくなります。
虫眼鏡キーワード
かつてYahoo! JAPANの検索結果ページで、虫眼鏡アイコンとともに関連語が並んでいた表示に由来する古い呼び名です。 現在の画面構成とは異なりますが、業界の会話では今も「虫眼鏡」という言葉が使われることがあります。 意味としては関連キーワードに近いものだと理解しておけば十分です。
ブラウザのオートコンプリートとの違い
紛らわしいのが、ブラウザやアプリが持つ「入力補助」機能です。 住所やメールアドレスをフォームに自動入力する機能や、以前訪れたURLをアドレスバーに提案する機能も オートコンプリートと呼ばれます。これらはその端末やブラウザに保存された情報をもとにしたもので、 検索エンジンが検索動向から生成する検索候補とは別物です。 「オートコンプリート 設定」「オートコンプリート 無効」といった調べものをするときは、 自分が消したいのがどちらなのかを先に切り分けておくと迷いません。
検索候補が表示される仕組み——候補を左右する6つの要素
Googleはオートコンプリートについて、実際に行われている検索をもとに、 検索語の人気度や鮮度、入力している人の言語や地域などを考慮して候補を表示すると説明しています。 アルゴリズムの内部仕様そのものは公開されていませんが、 公開情報や一般的な解説から、候補を左右する要素は次のように整理できます。
- 1. 検索の量(人気度) —— 多くの人が実際に検索している語や組み合わせほど、候補として提案されやすいとされています。検索候補づくりの出発点は、あくまで「実際に検索されているかどうか」です
- 2. 鮮度・トレンド —— ニュースや季節要因で検索が急に増えた語が、一時的に候補へ現れることがあります。逆に話題が落ち着けば候補から消えていきます
- 3. 地域 —— 検索している場所によって候補が変わることがあります。同じ「ネイルサロン」でも、東京で打つのと大阪で打つのとで並ぶ候補が違う、というのはよくある光景です
- 4. 言語・国設定 —— 検索の言語設定や国の設定によって、提案される候補は変わります
- 5. 本人の検索履歴 —— Googleアカウントにログインした状態では、自分の過去の検索が候補に反映されることがあります。自社名を何度も検索していると、自分の画面にだけ自社名が出やすくなる、という現象がここから生じます
- 6. ポリシーによる除外 —— 各社のポリシーに反すると判断された候補は表示されないことがあります(次章で詳述します)
この6要素を頭に入れておくと、「昨日は出ていた候補が今日は出ない」「同僚のスマホでは違う候補が並ぶ」 といった食い違いが、異常ではなく仕組みどおりの挙動だとわかります。 検索候補は固定の一覧ではなく、誰が・いつ・どこで・どの端末で検索するかによって見え方が変わるものです。
逆に言えば、事業者側が「この候補を出したい」と考えたときにできることは、 アルゴリズムを操作することではなく、1番目の要素——実際の検索を増やすことに向き合うことに尽きます。 この考え方は、指名検索とは?調べ方と増やし方の記事で扱っている内容と地続きです。
表示されない候補がある理由(ポリシーによる除外)
検索候補は「実際に検索されている語」を反映しますが、検索されている語がすべて候補になるわけではありません。 Googleはオートコンプリートに関するポリシーを公開しており、 一定の種類の候補は表示の対象から除外されると説明しています。
公開されているポリシーで触れられているのは、たとえば暴力的な内容、露骨な性的表現、 危険な行為を助長する内容、特定の属性に対する差別的な内容、 個人を特定できる情報などに関する候補です。 また、選挙や医療といった注意を要する分野についても、扱いに配慮がなされているとされています。
事業者にとって関係が深いのは、ポリシーに反すると考えられる候補の報告窓口が用意されている点です。 検索候補の下部などから、不適切と思われる候補を報告できる導線が設けられています。 報告したからといって候補が削除されるとは限りませんが、 自社に関するネガティブな候補で困っているときは、まず公式の手続きを確認するのが基本の順序になります。
ここで注意したいのは、この仕組みが「気に入らない候補を消せる窓口」ではないという点です。 ポリシーに反しない候補——たとえば「〇〇 高い」「〇〇 予約 取れない」のような、 利用者の関心を素直に反映した候補は、報告しても対象にならないと考えるのが自然です。 そうした候補への向き合い方は、後述の「サジェスト汚染」の章で整理します。
POINT
ポリシーの内容も、報告の導線も、各社の判断で変更されることがあります。 対応を検討するときは、その時点の公式ヘルプを確認してから動くのが安全です。
Yahoo!・YouTube・通販サイトの検索候補
「入力中に候補を提案する」という発想はGoogleに限りません。 Yahoo! JAPAN、Bing、YouTube、通販サイト、SNSなど、検索窓のあるサービスの多くが同様の機能を備えています。 ただし、候補を生成する材料も見え方もサービスごとに違うため、同一に語ることはできません。
Yahoo! JAPAN
Yahoo! JAPANでは「検索候補」「キーワード入力補助」といった呼び方が使われています。 Yahoo! JAPANの検索サービスはGoogleの検索技術を利用していると公表されていますが、 画面の作りや候補の並び、表示件数まで同一とは限りません。 店舗ビジネスでは、Yahoo!経由の検索が一定の割合を占めることも珍しくないため、 自社の検索語はGoogleとYahoo!の両方で見比べておくと発見があります。
YouTube・通販サイト・SNS
YouTubeや通販サイト、SNSの検索候補は、そのサービスの中で行われた検索を反映していると考えられます。 同じ「ネイル」でも、Googleでは店を探す語が並び、YouTubeではやり方を学ぶ語が並び、 通販サイトでは道具や材料の語が並ぶ、といった差が出るのはこのためです。 自社の商材がどのサービスで、どんな文脈で探されているのかを知る手がかりとして、 検索候補はサービスをまたいで比べる価値があります。
サービス横断で見るときの注意
サービスごとに利用者層も検索の目的も異なるため、候補の違いを「どちらが正しいか」で捉える必要はありません。 むしろ、それぞれの場でお客様がどんな言葉を使っているかの違いとして受け止め、 媒体ごとの発信内容を調整する材料にするのが実務的です。
Googleサジェストの調べ方——5つの方法と記録のしかた
ここからは実際の調べ方です。特別なツールがなくても始められる方法から順に紹介します。 大切なのは、思いつきで一度見て終わりにせず、条件をそろえて、記録に残すことです。
方法1:シークレットウィンドウで直接入力する
- ブラウザでシークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)を開きます
- Googleの検索窓に、調べたいキーワードを入力します(例:「地域名 業種」)
- 表示された候補を、上から順にそのままメモやスプレッドシートに書き写します
- 末尾にスペースを1つ足すと、続きの語がさらに提案されることがあります
- 同じ手順を、スマホでも実施します
シークレットウィンドウを使うのは、自分の検索履歴の影響をできるだけ避けるためです。 ログイン状態のまま自社名を何度も検索していると、自分の画面にだけ自社名が出やすくなり、 「うちの店が候補に出ている」と誤解する原因になります。 ただしシークレットウィンドウでも位置情報や言語設定の影響は残るため、 完全に中立な結果が得られるわけではない点は理解しておいてください。
方法2:五十音・アルファベットで総当たりする
「地域名 業種」の後にスペースを空け、「あ」「い」「う」……と1文字ずつ変えながら候補を確認していく方法です。 アルファベットや数字でも同様に試すと、思いつきでは出てこない語が拾えます。 地味な作業ですが、お客様が実際に使っている言い回し(「安い」「当日」「駐車場」「メンズ」など)を まとめて集められるため、ホームページの見出しやブログの企画づくりに直結します。
方法3:Search Consoleで実際の検索語を確認する
自社サイトを運営しているなら、Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、 実際に自社サイトが表示された検索語を確認できます。 検索候補が「世の中でよく検索されている語」を映すのに対し、 Search Consoleは「自社にたどり着いている語」を映します。両方を見比べると、 検索されているのに自社が拾えていない語(=伸びしろ)が浮かび上がります。
方法4:キーワードプランナーで検索の規模感を掴む
Google広告のキーワードプランナーでは、キーワードごとのおおよその検索規模を確認できます。 検索候補で拾った語の中から、どれを優先して発信に使うかを判断する材料になります。 なお、表示される数値は目安であり、広告アカウントの利用状況によって粒度が変わることがあります。
方法5:サジェスト取得ツールを使う
検索候補をまとめて取得する無料・有料のツールも公開されています。 総当たりの手間を省けるのが利点ですが、取得のタイミングや条件によって結果が変わるため、 ツールの出力をそのまま鵜呑みにせず、要点は自分の目で検索窓を確認するのがおすすめです。 またツールを選ぶ際は、提供元や利用規約、取得データの扱いを確認しておくと安心です。
記録のしかた——月次で残すと資産になる
検索候補は変動するため、一度の観察では意味を読み取りづらいものです。 スプレッドシートに「取得日/キーワード/候補の順位/端末(PC・スマホ)/備考」の列を用意し、 月に一度、同じ手順で記録していきましょう。数か月分たまると、 季節による関心の移り変わりや、新しく現れた語の傾向が見えるようになります。 キャンペーンやメディア掲載の前後で比較すれば、露出が検索行動に届いたかどうかの手がかりにもなります。
※検索候補は変動し、確認する環境によっても見え方が異なります。記録は傾向を掴むためのものと位置づけ、特定の候補が表示され続けることを前提にした計画は立てないようにしてください。
サジェストの設定——関連性を高める設定・非表示・出てこないとき
「googleサジェスト 設定」「検索候補 非表示」「検索候補 出てこない」といった調べものは、 目的によって見る場所が変わります。ここでは代表的な3つの用件に分けて整理します。 なお、設定画面の名称や場所は変更されることがあるため、実際の画面表示を優先してください。
「検索候補の関連性を高める」設定とは
Googleの検索設定やアカウントの設定には、自分の検索履歴などを候補の表示に反映させるかどうかを 選ぶ項目が用意されています。オンにすると自分がよく使う語が候補に出やすくなり、 オフにすると履歴を反映しない候補が表示されます。 利便性を取るか、素の候補を見たいかで選ぶとよいでしょう。 調査目的で自社の候補を客観的に見たいときは、設定を変えずにシークレットウィンドウで確認するほうが手軽です。
検索候補を消したい・非表示にしたいとき
- 自分の履歴に由来する候補を消したい —— Googleアカウントのアクティビティ(検索履歴)から該当の記録を削除するか、候補に表示された項目から個別に削除する導線を使います
- 候補の表示自体をやめたい —— 検索の設定やブラウザ・アプリ側の設定に、入力補助や候補表示に関する項目がある場合はそこで切り替えます
- ブラウザのフォーム入力補助を消したい —— 検索エンジンではなくブラウザの設定(自動入力・オートフィル)を確認します。検索候補とは別機能です
- 他人に見られたくないだけ —— シークレットウィンドウを使えば、その画面の検索は履歴に残らないため、候補への影響も避けられます
検索候補が出てこないときの確認手順
- 別のキーワードでは候補が出るかを試し、特定の語だけの問題か、機能全体の問題かを切り分けます
- ブラウザやアプリの設定で、候補表示に関する項目がオフになっていないかを確認します
- 広告ブロッカーやプライバシー系の拡張機能を一時的に無効にして再現するかを見ます
- ブラウザを最新版に更新し、キャッシュをクリアしてから再度試します
- 別のブラウザ、別の端末、モバイル回線など、環境を変えて再現性を確認します
- それでも特定の語だけ候補が出ない場合は、その語の検索数がまだ少ない可能性を考えます
6番目は見落とされがちですが重要です。検索候補は実際の検索動向をもとに生成されるため、 ほとんど検索されていない語では候補そのものが作られないことがあります。 開業したばかりの店名や、新しく付けたサービス名で候補が出ないのは、 不具合ではなく、まだ検索が積み上がっていないという状態を示しているだけ、というケースが少なくありません。
業種別に見る検索候補の読み解き方
同じ手順で調べても、そこから何を読み取るかは業種によって変わります。 店舗ビジネスでよくある例を挙げます(挙げているキーワードは説明のための例です)。
- ヘアサロン・美容室 —— 「駅名 美容室 メンズ」「カラー 得意」など、担当者や技術の指定に関わる語が並びやすい領域です。指名される技術名がそのまま候補に出ているなら、その言葉をサイトの見出しやSNSのプロフィールに使う価値があります
- ネイルサロン —— 「当日」「安い」「ニュアンス」「持ち込みデザイン」など、来店条件とデザイン嗜好の語が混在します。予約導線のページで、条件に関する語に先回りして答えておくと迷いが減ります
- エステ —— 「体験」「初回」「メンズ」など、来店のハードルに関わる語が目立ちます。初回の流れや所要時間を丁寧に説明したページが受け皿になります
- パーソナルジム —— 「料金」「続かない」「女性」など、費用と継続への不安が候補に出やすい領域です。料金の考え方を先に開示しておくと、比較検討の段階で候補に残りやすくなります
- 整体院・リラクゼーション —— 「肩こり」「腰痛」「駅名 整体 口コミ」など、症状名と評判の語が並びます。症状ごとの説明ページを用意すると、検索語との接点が増えます
- 飲食店 —— 「個室」「ランチ」「駐車場」「予約」など、利用シーンと設備の語が中心です。候補に出ている条件は、そのまま自店ページで明記すべき項目のリストになります
- スクール・教室 —— 「体験レッスン」「大人」「初心者」など、対象と入り口の語が並びます。誰向けかを明示することが、候補との一致につながります
- BtoBサービス —— 「サービス名 評判」「サービス名 料金」「比較」といった、社名・サービス名に紐づく語が主戦場です。指名で調べられたときに、公式サイトが明快に答えられているかが問われます
いずれの業種でも、読み解きの手順は同じです。 まず候補に並ぶ語を「条件(料金・場所・時間)」「悩み(症状・不安)」「嗜好(デザイン・雰囲気)」に仕分けし、 次に自社サイトのどのページがその語に答えているかを突き合わせます。 答えているページが無い語が見つかったら、それが次に作るべきコンテンツの候補です。 なお、医療機関が提供する施術に関わる領域は、当社のサービスのご案内対象外です。
検索候補との関連性を育てるためにできること
ここまで見てきたとおり、検索候補は実際の検索動向を反映して自動生成されます。 したがって事業者側の取り組みは、「候補を操作する」のではなく「実際に検索される機会を増やす」方向になります。 遠回りに見えて、これが唯一の正攻法です。順に整理します。
- 名前の表記を1つに統一する —— 店名・サービス名の表記が「サロン◯◯」「◯◯サロン」「◯◯(カタカナ)」と揺れていると、検索が分散します。看板・ホームページ・SNS・予約サイト・名刺・レシートまで、表記を1つに決めて揃えることが出発点です
- 覚えて検索しやすい名前で発信する —— 口頭で聞いて綴りが想像できるか、スマホで打ちやすいかは、指名検索の量に直結します。既存の店名を変えるのは現実的でなくとも、対外的に打ち出す短い呼び名を決めておく手はあります
- Googleビジネスプロフィールを整える —— 地図検索から名前を知る人は多く、検索の起点になります。基本情報・写真・営業時間・投稿を整えておくことは、名前が検索される機会を増やす土台です。手順はMEO対策とは?自分でやる方法と費用相場で詳しく解説しています
- SNSでは「検索してもらう」導線を用意する —— 投稿の最後に店名を添える、プロフィールに正式表記を明記するなど、見た人が名前で検索できる状態をつくります
- オフラインの接点にも名前を残す —— ショップカード、看板、紙袋、施術後の案内など、後から思い出して検索してもらうための接点を増やします
- 検索された後の受け皿を整える —— せっかく名前で検索されても、公式サイトの情報が古ければ次につながりません。料金・営業時間・予約導線を最新に保つことは、検索を増やす取り組みと同じくらい重要です
- 指名検索数の推移を記録する —— Search Consoleで店名・サービス名を含む検索語の表示回数を追い、施策の前後で比較します。数値の見方は指名検索とは?調べ方と増やし方にまとめています
これらはどれも、検索候補への表示だけを狙った施策ではありません。 名前を知ってもらい、思い出してもらい、指名で検索してもらう——という流れを太くする取り組みであり、 検索候補はその結果として動きうるもの、という順序で捉えるのが健全です。 取り組みを重ねても検索候補への表示は各社のアルゴリズムに委ねられるため、表示を保証するものではありません。
検索候補に、あなたのサービス名を。
Adnymousは、GoogleやYahoo!などの検索候補を活用し、店舗名・サービス名の認知向上を図る広告サービスです。 月額2万円から実施でき、ご希望の検索語をふまえて実施の可否や条件をご説明します。
15分の相談を申し込む※費用は実施条件によって変わります。検索候補への表示を保証するものではありません。
「サジェスト汚染」とネガティブな候補の考え方
社名や店名を入力したときに、ネガティブな語が検索候補に並んでしまう状態は、 俗に「サジェスト汚染」と呼ばれます。検索候補は検索の動向を反映するため、 何らかのきっかけで特定の組み合わせの検索が増えると、意図しない候補が現れることがあります。
なぜ起きるのか
原因はひとつではありません。実際にトラブルが話題になった場合もあれば、 同名の別会社と混同されている場合、過去の一時的な出来事の検索が残っている場合、 単に多くの人が「評判」「口コミ」を調べているだけ、という場合もあります。 候補に並ぶ言葉が、そのまま事実を意味するわけではない点は押さえておきたいところです。
対応を考える順序
- 事実関係を確認する —— 候補の背景に実際の指摘があるなら、まず本業側の改善が先になります
- 公式の窓口を確認する —— ポリシーに反すると考えられる候補については、各社が報告・申請の導線を用意しています。まずはその時点の公式ヘルプを確認します
- 正確な情報を自社から発信する —— 誤解や混同が原因の場合、公式サイトで事実を明快に説明したページを用意しておくことが、検索した人の理解を助けます
- ポジティブな検索を増やす —— 名前が前向きな文脈で検索される機会が増えれば、候補の構成は変わりうるものです。前章の取り組みがそのまま効いてきます
- 法的な論点は専門家に相談する —— 名誉毀損など権利侵害に関わる場合は、弁護士など専門家への相談が適切です
対策をうたう事業者を見るときの注意
検索候補の削除や入れ替えを請け負うとうたうサービスも存在します。 検討する場合は、何をもって成果とするのか、 検索エンジンのポリシーや利用規約に反する手法を使っていないか、 削除できなかった場合の費用の扱いはどうなるのかを、契約前に書面で確認してください。 検索候補への表示・非表示はいずれも各社のアルゴリズムとポリシーに委ねられるものであり、 結果を約束できる領域ではない、という前提から出発するのが安全です。
よくある誤解と実際
検索候補は身近な機能である分、思い込みも生まれやすい領域です。 現場でよく耳にする5つの誤解を取り上げます。
誤解1:「検索候補は買える枠だ」
検索候補は入力補助のための機能であり、検索エンジン各社が公式に販売している広告枠ではありません。 検索結果ページの広告枠を買うリスティング広告とは、そもそも仕組みが異なります。 後述するサジェスト広告も、枠を購入する施策ではなく、認知向上を図って表示を目指す取り組みです。
誤解2:「自分の画面に出ているから世の中にも出ている」
ログイン状態では、自分の検索履歴が候補に反映されることがあります。 自社名を日常的に検索している担当者の画面は、最も当てにならない観測点です。 シークレットウィンドウや、社外の端末での確認を習慣にしてください。
誤解3:「候補に出ればすぐ予約が増える」
検索候補は認知の入口であって、予約や購入の直前の接点ではありません。 候補で名前を見た人が、後日あらためて検索して比較し、 サイトを見て判断する——という流れをたどるのが自然です。 候補への露出は中長期の積み上げとして捉え、 受け皿となるサイトや予約導線の整備と合わせて考えるのが現実的です。
誤解4:「候補は一度出れば固定される」
検索候補は検索動向・鮮度・地域などを反映して変動します。 一度表示された候補が出続けるとは限らず、逆に消えた候補が再び現れることもあります。 月次で記録を残しておくと、この変動を前提にした判断ができるようになります。
誤解5:「SEO対策をすれば候補にも出る」
SEO対策は検索結果ページでの評価を高める取り組みであり、 検索候補は検索窓での検索動向を反映する別の仕組みです。 もちろん、SEOで露出が増えて名前を知る人が増えれば、間接的に検索が増えることはあります。 ただし両者は直結した関係ではないため、目的に応じて役割を分けて考える必要があります。
サジェスト広告という選択肢の位置づけ
検索候補の仕組みを理解したうえで、「候補という入口を活用したい」と考えたときに出てくるのが サジェスト広告という選択肢です。 これは、検索候補を活用して店舗名・サービス名の認知向上を図る広告手法の呼び名で、 検索エンジン各社が販売する広告枠ではありません。 表示は各社のアルゴリズムに委ねられるという前提は、これまで説明してきたとおりです。
他の施策との仕組みの違い
| 比較項目 | SEO対策 | リスティング広告 | サジェスト広告 |
|---|---|---|---|
| 掲載を想定する面 | 検索結果ページ | 検索結果ページの広告枠 | 検索窓に表示される検索候補 |
| 費用のかかり方 | 施策の内容による | クリックごとに課金 | 月額制 |
| 費用の目安 | 月額10万〜50万円程度 | 月額20万〜50万円程度 (広告費+運用費) |
月額2万円〜 |
※表は各施策の一般的な仕組みの違いを示したものです。SEO対策・リスティング広告の金額は一般的な相場の目安であり、施策内容・事業者・出稿条件により大きく異なります。サジェスト広告は検索候補への表示を保証するものではありません。費用は実施条件によって変わります。
Adnymousの場合、従来型施策(SEO対策・リスティング広告)と比べ、広告費を最大80%削減できる料金設計としています。 各施策の費用相場の考え方は、リスティング広告・SEO対策・MEO対策の費用相場の記事で詳しく解説しています。
※費用削減率は当社比較および実施条件によるもので、すべてのケースで80%の削減を保証するものではありません。
検討する前に整理しておきたいこと
- 狙いたい検索語が決まっているか —— 「地域名×業種」など、お客様が実際に使う語を候補として挙げておくと、話が具体的になります
- 現在の指名検索数を控えているか —— 始める前の基準値がないと、後から変化を読み取れません
- 受け皿が整っているか —— 名前を知った人が訪れるサイトや予約導線が最新の状態か確認します
- 説明が誠実な事業者か —— 表示を断定せず、限界も含めて説明してくれるかは重要な判断材料です
Adnymousが貢献できると考えているのは、店舗名・サービス名の認知度向上、検索ユーザーへの反復的なブランド接触、 将来的な指名検索や来店候補への定着、中長期的な新規顧客の獲得の4点です。 サービスの詳しい内容はサービス紹介、費用の考え方は料金ページをご覧ください。
実務チェックリスト
この記事の内容を、明日から着手できる形にまとめました。 上から順に手を動かすだけで、自社と検索候補の関係が可視化できます。
- シークレットウィンドウで「地域名 業種」を入力し、候補を記録した
- 同じ操作をスマホでも行い、PCとの違いを確認した
- 店名・サービス名を入力し、どんな候補が並ぶかを確認した
- Yahoo!でも同じキーワードを入力し、候補を見比べた
- 五十音・アルファベットの総当たりで、条件や悩みの語を洗い出した
- 洗い出した語を「条件」「悩み」「嗜好」に仕分けした
- それぞれの語に答えている自社ページがあるかを突き合わせた
- Search Consoleで、自社が実際に拾えている検索語を確認した
- 店名・サービス名の表記が、看板・サイト・SNS・予約サイトで統一されているか点検した
- Googleビジネスプロフィールの基本情報・写真・営業時間を最新にした
- 指名検索の現在値を控え、記録用のシートを作った
- 翌月の同じ日に再確認する予定をカレンダーに入れた
用語ミニ解説
- サジェスト(検索候補) —— 検索窓に入力している最中に、続きの候補として表示される語のこと。日本での通称です
- オートコンプリート —— Googleにおける検索候補機能の正式名称。入力の手間を減らすための入力補助機能と説明されています
- 関連キーワード —— 検索を実行した後の結果ページに表示される関連語。検索候補とは表示場所とタイミングが異なります
- 指名検索 —— 店名・社名・サービス名など、固有の名前で行われる検索のこと。認知の度合いを測る指標として使われます
- 一般検索 —— 「地域名 業種」のように、名前を指定せず条件で探す検索のこと
- シークレットウィンドウ —— 閲覧履歴を残さないブラウザのモード。検索候補を調べるときに、自分の履歴の影響を避ける目的で使います
- Search Console —— Googleが無料で提供する、自社サイトの検索での見え方を確認するツール。実際の検索語や表示回数を確認できます
- キーワードプランナー —— Google広告に含まれる、キーワードのおおよその検索規模を調べる機能です
- Googleビジネスプロフィール —— Google検索やマップに表示される店舗情報を管理する無料ツール。MEO対策の基盤です
- サジェスト広告 —— 検索候補を活用して店舗名・サービス名の認知向上を図る広告手法の呼び名。公式の広告枠ではありません
よくある質問
Googleサジェスト(検索候補)とは何ですか?
検索候補はどうやって決まっているのですか?
自分の店名を検索候補に表示させることはできますか?
Googleサジェストを調べるにはどうすればよいですか?
検索候補が出てこないときは何を確認すればよいですか?
「検索候補の関連性を高める」という設定は何をするものですか?
「サジェスト汚染」とは何ですか。対応方法はありますか?
Yahoo!やYouTubeの検索候補もGoogleと同じ仕組みですか?
サジェスト広告とは何ですか。検索候補とどう関係しますか?
まとめ
Googleサジェスト(検索候補)は、Googleが「オートコンプリート」と呼ぶ入力補助機能で、 実際に行われている検索をもとに、人気度・鮮度・地域・言語・本人の検索履歴などを考慮して自動生成されます。 誰かが登録した固定のリストではないため、見る人・時期・場所・端末によって並ぶ候補は変わります。 「昨日と違う」「同僚の画面と違う」のは、仕組みどおりの挙動です。
調べるときは、シークレットウィンドウで条件をそろえ、PCとスマホの両方で確認し、 月次で記録を残すこと。候補に並ぶ語を条件・悩み・嗜好に仕分けして自社ページと突き合わせれば、 次に用意すべき情報が見えてきます。出てこないときは、設定・拡張機能・環境を順に切り分け、 それでも出ないなら「まだ検索が積み上がっていない」という可能性も視野に入れてください。
そして事業者側にできることは、候補を操作することではなく、 名前の表記を統一し、地図やSNS、オフラインの接点で名前を知ってもらい、 指名検索される機会を増やしていくという正攻法です。 その延長線上の選択肢のひとつとしてサジェスト広告があり、 いずれの取り組みであっても検索候補への表示は各社のアルゴリズムに委ねられる、という前提から出発するのが健全です。
検索候補の仕組みを理解すると、「自店の名前がここに出る状態」の価値も見えてきます。その状態を目指して店名・サービス名の認知向上を図るのが、Adnymousのサジェスト広告です。
まずは15分、オンラインでご説明します。
検索候補の仕組みと、サジェスト広告の考え方を、貴店・貴社の状況に合わせてご説明します。 気になっている検索語があれば、実施の可否や条件もその場でお答えします。
15分の相談を申し込む※月額2万円から。費用は実施条件によって変わります。


